象トレッキング
象のショーを堪能した後、いよいよ象トレッキングです。
象に乗る、つったってね。
シンガポールズーで乗ったことあるし。子どもいないし。
と、全く期待していませんでした。
キャンプ内をポニー的にうろうろするんだと思っていましたが。
ガイドが、「1時間で隣の山まで行くコースがあり、
そこには首長族やモン族の村がある。
僕はそこで車で待っているから、それにしな。」
と言います。1時間も象に乗るのか、暑いし、面倒だな、
と思いましたが、せっかくなので、指示に従いました。
が、どっこい、1時間の象トレッキングは、すごい良かったです。
大人が乗る、象トレッキングでした。
チェンマイで、最も忘れられない体験になりました。
あのでかい象が、断崖絶壁の細い道を行くんですよ。
うちらが乗っている象の上は、地上3mくらいなわけだから、
ゆっさゆっさと大揺れして、恐怖満点です。
いや、まじやばい。
なんたって、3tもある重みが、
舗装されていない細い道を行くわけですからね。
路肩で、ずずっ〜と滑ったら、アウトですよ。保険入ってる?
アラビアンナイトでは、王族がこうして移動してた気がするので、
大丈夫なんだ、と自分に言い聞かせます。
慣れると、象の上は涼しい風が吹いています。
視界が高いので、2階建て高速バスの上から見るようです。
マフート(象使い)は、とっても素敵な24歳で、
英語も堪能。いろんな話をしてくれました。
象は、馬と一緒で、1人のマフートに1匹の象。
一緒に暮らしているそうです。
1日200kgの食事をあげるのはもちろん、
昼と夜にシャワーを浴びせて、きれいにしてあげてます。
象と言葉が通じる仲なんですよ。
森の中に、うちらと象とマフートだけ。
和んだかと思うと、いきなりマフートが居なくなって、
うちらを象の上に放置したりするわけ。
お決まりのサプライズなんでしょうが、エキサイトしました。
1時間行った先に、タイの少数民族の資料館があって、
そこにモン族やアカ族、カレン族の人達が、
観光客相手に手芸品を売っています。
首長族(くびながぞく)などは、寝るときも首輪をはめて、
首を長くすることにいそしんでる、てんだから、驚きです。
美醜は、それぞれですね。
象やこの民族らが、資本主義にまみれるコトなく、
文化を保って行けることを願うばかりです。
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